セカンドレッスン

2014年06月02日 23:03

今日は、ピティナを受けるので見てもらいたい、というお子さんのセカンドレッスンでした。

普段よそでレッスンを受けている生徒さんへのセカンドレッスンは、一回のレッスンでどういうことができるのか。
一瞬でその子の全てを観察しながら脳みその処理速度がグワーー!!!って上がる瞬間が楽しいです。



でも、簡単には行かないこともあります。
セカンドレッスンで効果が出て定着する子と、効果が定着しない子の差は“耳”かなあ。


自分の音をよく聴けてる子は、アドバイスを受けて自分の音が良い方向に変わったのを自分で自覚するので。
『この変化を自分のものにしよう!』っていう気持ちも出やすいですね。
一回のレッスンでもグンと変わることが多いと思います。


逆に日頃から耳でしっかり聴かずに、先生の言う“弾き方”だけを真似している子供は、
『自分がいいと感じる音に向かっていく』のではなく『先生がそう言うからそう弾く』練習をしてきているので。
違うスタイルの指導を受け入れることに心が抵抗したり、普段の先生に言われてるアドバイスと整合性がとれなくなって混乱したりする場合もあります。

そういう場合は、まず自分の音をよく聴くこと。
自分が『出したい!』と思う音の響きに素直に体をフィットさせること。
そういった自発性を引き出すところから始めないといけないので、本当の効果が出るのは時間がかかります。

今回の様に、コンクールなどの目的があれば、本人がちゃんと理解できてなくてもとりあえず上手になる方法を教えることはできますが。
たぶん、次の曲を弾く時にはまた元の弾き方に戻ります。



お母さん的にわかりやすく言うと

味見をせずに料理をする人が、先生から調味料の使い方を習う。そして味見をせずに終わる。

みたいな感じです。
味を見てないので『これを使うと味にこういう変化がでるから、他の料理でも使ってみよう!』みたいに、次につながることがないわけですよね。
とりあえず、その料理だけは先生の言うとおり作ればものになりますが。

料理を仕上げる。 という結果だけに向かっていくのではなく。
材料を変えれば味が変わる、火加減を変えたら食感が変わる!
そういう過程を楽しむ事が料理だと思えたら全然違ってきますよね。


ピアノもまったくそれと同じだと思います。
自分の出す音を味わい、自らの理想をイメージし続ける気持ちを育てる事が音楽の最初の一歩です。










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