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2016年06月21日

ピアノの動きを何かに例えてみても

音の出し方を何かの動作に例えて教えるような場面はよくあると思います。

自分もまあ一応は例えます。

けど、あまり意味ないなぁと思います。


先生の弾き方を見て、同じようにしたつもりだけどできてない。
ということは…

自分の体は今こういう形になっているだろう、という認知自体がズレていたり、動かし方のわかってない筋肉があるわけなので。
何かの動きに例えたとしても…


「ドリブルするみたいに。」
先生のドリブルは トン トン トン トン
生徒のドリブルは アダム ダム ダダムダダだ

「熱いヤカンを触って、アチっ!となる時みたいに。」
先生はアッチッ! と素早く手首から動く
生徒のア…チ は残念ながらヤケドしてそう



ピアノの弾き方のまえにドリブルの練習からやらないといけないという現実(汗)
あまり体を動かさなくなった現代っ子だからでしょうか?昔のレッスンはそれでうまくいったのかな~


それなら逆に、ピアノの弾き方を改善してしまってから
「ホラ!この弾き方でドリブルもやってごらんよ。」

とやらせてみると
「ドリブルができたーーー!あんたがたどこさの足またぎもできた~!」
と喜んで帰っていくこともあります。


できる人の感覚で、できない人にアドバイスするのは、スイカ割りで「右!」とか「左!」とか言ってるのと変わらないですね。
寄り添っているつもりでいても『まさか!この感覚が無いとは思わなかった』と途中で気づくこともあります。

生徒の欠けていた感覚を見つけてあげられた時の『先生が言っていた世界が今見えたよ!』という笑顔がとてもハッピーです。


いつも、そうとはいかないですが。
早く神様みたいな千里眼が欲しいです~




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